2015年8月31日月曜日

大家さんが悩む針金を原因とするトイレの水漏れ

こんにちは。住まいる水道の田中で御座います。個人でマンションやアパートを所有している大家さんにとって、貸し出している物件のトラブルとして無視できないのがトイレの水漏れです。貸し出し物件の借り手からの苦情もありますが、そのまま放置しておくと、トイレの水漏れがますますひどくなり、その貸し出し物件だけでなく、階下の水漏れなど深刻な被害につながりかねません。

放置して被害が拡大した場合の修理費用は一般的に大家さんが支払うことになりますので、水漏れが発生した場合は早めの対処が必要となってきます。早めの対処と同様に大切なのが、水漏れが発生した場合に店子からなるべく早く報告をもらうようにすることですが、さらに言えば、貸し出している物件のトイレの水漏れの原因となる行動を防止しておくことです。

例えば、トイレ詰まりが発生した場合には、貸し出し物件の借り手の負担で対処してもらうことになりますが、借り手の中には、専門業者への支払いを嫌がり、自分で対処しようとする方もいます。自己流のトイレ詰まり対処方法としては、針金を用いたものがありますが、これはトイレの便器の中に針金を差し込んで異物を突き崩すという方法です。

専門業者を利用しない対処法としては一般的に知られていますが、このトイレつまり対処法を採った場合、便器に傷がつくことが多くあります。便器に傷がつくとその傷から水が漏れることがあり、放っておくと傷が広がりトイレの水漏れに繋がっていきますので、店子に自己流の解決法を採らないように注意しておくことが必要です。

突然のトイレの水漏れ発生時にはまず大家さんに相談を


賃貸住宅で生活を営んでいる人は、物件の設備が壊れた時にご自分で修理をしているでしょうか。もし、自己判断で修理業者に依頼をして、せっせと直してしまった時には、注意が必要です。例えばトイレの水漏れが発生した時などで、水道工事屋さんに電話をして直してもらい、修理代金を払ったなら、領収書などを持って大家さんに相談をしましょう。

というのも、トイレの水漏れの原因が故意によるものでなく、普通に使っていて起きた場合だと、トイレそのものが欠陥品であったり、経年劣化が発生している可能性があります。このようなパターンのトイレの水漏れは、大家さんの方が修繕費を負担して、修理を依頼することになっています。借りている側が修繕費を支払う必要はありません。

しかし、このパターンのように、借りている側が勝手に水道工事屋さんといった業者に依頼をして直してしまうと、トイレの水漏れの原因が本当に欠陥品や経年劣化であったのかを、他人が判断しにくいという問題が発生します。例え事実であって修繕費を請求してもすんなり応じてもらえないこともありますから、トイレの水漏れが発生したなら、真っ先に大家さんに相談するようにしてください。

これはトイレに限った話ではなく、お風呂や窓ガラス、ドアなど元々付いていた設備や物に対しても同じことがいえます。すぐに直さないと生活に支障が出るようなトラブルであっても、借りている側が一方的に損をするだけですので、注意するようにしましょう。