2016年5月18日水曜日

トイレ詰まりの原因とは

トイレの便器は常に水を溜めています。下水から臭いや昆虫が侵入しないためで、タンクから水を流すと排泄物をせきを超えて下水管に流す働きがありまし。トイレ詰まりの原因は3つあります。まず詰まりやすい場所があることです。便器のせきの部分は排水路の中で曲がっています。

また排水口の手前も常に水が溜まっているので、せき止められやすいです。次に水流の強さも関係しています。多くの場合、タンク式のトイレでは大小のレバーが付いています。用途に応じて水の量を調節することができ、大のレバーの方が小よりも強く水が流れます。よって大のレバーを押すべき時に、小のレバーを選ぶと水流が足りなくなります。

また節水のためにタンクにペットボトルを入れると、水量の調節が不十分になりきちんと流れなくなります。そして異物が入っていることも考えられます。基本的に水に溶けるトイレットペーパーしか使用できません。詰まる原因のほとんどが、ペーパーと一緒に異物が流されることです。

不要なものを便器に落とすと拾うのをためらうため、一緒に流してしまいがちですが、水に溶けないものは複雑な排水管を通れないので注意します。何か分からないことがありましたら住まいる水道へご相談下さい。

高圧洗浄なら排水の詰まりを解消できる


トイレやキッチンなどの配管が詰まった際に解消する方法として、高圧洗浄があります。水回りトラブル時に専門業者にお願いすると、つまりの原因となる排水管にホースを入れて高圧による洗浄をしてくれます。ローポンプよりもはるかに強い圧力で、パイプ周りについた詰まりの原因になる汚れや油、ゴミなどを押し流します。

屋内の様々な場所で使用しますが、すべてが詰まっていて屋外の配管が原因と判断した場合は、家の外に出て直接配管の洗浄を行います。洗浄する時間は数十分で済みますが、硬化した油や詰まりが酷い状況だと、汚れがなかなか取れないため数時間を要します。手順として、最初は業務用薬剤やローポンプなどを使って詰まりの除去を行いますが、それでも解消できなかった場合だけ家人に確認をとってから高圧洗浄を行います。

詰まり解消の最終手段として利用されますが、古い配管で使用すると破損するおそれもあります。しかしプロの人が通常なら壊れない程度の圧力調整を行っているので、破損した場合は老朽化が原因となります。業者によっては保険に入っているところも多く、破損後の被害も補償してくれるので、頼むときは契約書に保険があるかチェックしておくといいでしょう。