2016年7月26日火曜日

排水口のつまりは早めに対処を

キッチンの流し台は、油汚れや細かな食材が残りカスとなって排水口に流れるため、つまりが起こりやすい傾向にあります。急に水が流れなくなることは少なく、徐々に水の流れが悪くなってきて、対処せずに放置しておくと最終的に全く水が流れなくなってしまいます。完全につまってしまうと直すのが大変なので、早めに対処することをおすすめします。

つまりの主な原因は排水パイプ内部の汚れにあり、新築時はクリーンだった排水パイプも年月の経過と共に汚れが蓄積されていきます。油などは一度こびり付いてしまうと中々剥がれ落ちず、時間経過と共に硬くなり層のように厚くなって水の流れを阻むようになります。完全に排水口がつまっていない場合は、家庭用のパイプクリーナーでつまりが改善することがあります。

シンクのフタとゴミ受け、悪臭を防ぐワントラップをはずし、中央の穴にパイプクリーナーを流し入れてパイプの中を綺麗にできます。ただし家庭用のパイプクリーナーで効果があるのは、汚れが硬くなっていない場合に限るので、水の流れが改善しない場合は業務用の強力なパイプクリーナーを使ったり、専門業者に依頼して清掃してもらう必要があります。

キッチンシンク下の水漏れは排水の温度差


キッチンのシンクにある排水口を掃除していつも清潔にしているのに気がついたら下から水漏れが発生していることもあります。これは目詰まりが問題で起こるわけではないので、きれいかどうかは問題ではありません。キッチンは食事を作ったり、お茶を入れたり、食材を冷やしたりと様々な温度のものを扱います。

当然排水管にも冷水から熱湯まであらゆる温度のものが流れています。そのため管を止めているネジ部分は膨張と収縮を繰り返します。ネジは膨張と収縮を繰り返すことで緩む性質があります。そのため緩んだネジの部分から水が漏れだすことがあります。シンクの下にある管を固定しているナット部分を増し締めすることで改善します。

それでも直らない場合は、ナットとネジを結合している部分にあるパッキンが劣化していることが考えられます。パッキンはゴム製であることが多く、温度差によって劣化が早くなることが考えられます。このような現象にならないようにするには、熱湯などの高温の水を流すときは、一緒に冷水も流しておくことです。流れる水の温度差をなるべく小さくすることでナットやパッキンにかかる負担が小さくなります。 それでも難しいようでしたら住まいる水道へご相談下さい。熟練のスタッフが対応致します。