止水栓をあけて、直ったか確認します。パイプの付け根から水漏れがある場合は、パイプパッキンの老化です。ナットを反時計方向に回して、パイプを取り出し、パイプパッキンとリングの両方を交換します。パイプの外径にも種類があるので、注意が必要です。ハンドル付近からの水漏れは、三角パッキンの老化です。
ハンドル下のカバーナットの中にあるゴムパッキンです。三角の形をしています。ナットを反時計方向に回してハンドルをとります。さらにハンドルにあるビスをはずして、分解します。中から三角パッキンを取り出して、付け替えまます。
寿命から考えるゴムパッキン交換に適したタイミング
ゴムパッキンは止水栓やトイレのタンク部分など、水廻りにおける配管の接続部に多く用いられる部品で、使われる箇所に応じて大きさや材質は異なっている傾向があります。
これらの用途で使われるゴムパッキンの耐用年数は短くても4年前後であり、長いものだと10年ほど品質を維持できますが、長期間水に浸される事でゴム製のパッキンは溶けてしまう可能性が考えられる為、耐用年数未満であっても使用環境に影響されて水漏れなどの不具合を起こす事例が存在しています。
また、定められた耐用年数の経過後も交換せずに使用し続けると、突然の大規模な水漏れトラブルを引き起こすリスクが高まるので十分に注意が必要です。よって、住宅の築年数が10年以上経過した際には1度設備の点検を行っておくと安心で、万が一にも配管の間から水がにじみ出るような症状を発見した場合にはゴムパッキンの交換や接続部分の緩みを改善するのに適したタイミングであると言えます。