2016年8月8日月曜日

家庭のパイプのつまりは自分でなおせるか

家庭のパイプのつまりのうち自分でなおせるのは排水口から比較的近いところに原因がある場合と、原因となる汚れが完全に固まった状態でない場合です。こういう状況で、まず、排水が流れにくくなっている程度なら市販のパイプクリーナーを使ってみます。これは油やぬめりを溶かすほか、髪の毛なども分解してくれます。

ひどい場合は数回繰り返すと効果がありますが、奥深い配管まで十分な濃度を維持して届かせることが難しいという欠点はあります。完全につまっている場合、異物が流れ込んでいる可能性のあるトイレや台所ではラバーカップが有効です。カップが完全に水に浸かった状態にして、一気に引き抜くことを数回繰り返せばいいのです。

また、ホームセンターで売っているワイヤーブラシも効果があります。片方はスプリング状でゴミをかき出す構造、片方はブラシですから、中の汚れをかき出して、その後でパイプ内部を磨いてやればいいのです。ただ、これもそこまで長いものではないので、排水口から距離がある場所の処理は難しいところがあります。

こうした対策を講じてもダメな場合は業者に依頼するしかありません。業者は高圧洗浄機やバキューム、奥まで届くワイヤーブラシなどを持っていますし、パイプの内部の汚れが固化している場合などでは、配水管の再生も可能なのです。勿論住まいる水道でも専用の器材を使って作業致しますのでお任せ下さい。

風呂の排水の詰まりの原因と対策


風呂の排水はとても詰まりやすい場所です。というのも原因が髪の毛で、パイプの中に石けんかすや湯アカ、体の脂分やアカなどといっしょに付着し、汚れが汚れを呼ぶことになり、やがて水の流れる部分が狭くなり、最終的には塞がってしまうのです。特にマンションの場合はこれが原因で家の中すべての排水が流れなくなるというような重大な事態に発展することもあるのです。

髪の毛などのゴミは風呂のトラップという水が溜まっている部分の上の粗いフィルターにまずかかります。この部分が髪の毛などで塞がってしまいと水が流れなくなりますから、これを取り除いてトラップの中も掃除しましょう。掃除したらわかりますが、トラップの中にもたくさん髪の毛などがひっかかっています。髪の毛は細いので粗いフィルターでは止め切れないのです。問題はトラップから下流のパイプが塞がった場合です。

水が流れるようならパイプクリーナーも有効ですが、ここは髪の毛などを取り出してしまうのが一番ですから、ワイヤーの先端にバネ状のトッピングが付いたクリーニング装置を使いましょう、家庭用ならホームセンターで2~3千円程度ですが、これの先端部分をパイプに押し込んでいって、丁寧に髪の毛などをかき出しましょう。パイプクリーナーは固形物をある程度取り出してから使うと効果的です。