2016年8月16日火曜日

水道の水漏れの原因はパッキンがほとんど

住宅を新築して十年以上が経過すると、水道の蛇口などから水漏れを起こす場合があります。僅かばかりの水漏れだからとそのままにしておくと、夜間などの使用量が減って水圧が上がると漏れが大きくなる場合があるので早急に修理をするようにしましょう。蛇口からの水漏れの原因のほとんどが、内部のパッキンによるものが多いようです。

永い間使用されたことですり減って完全に止水が出来なくなってきます。複雑な形の混合水栓やシャワー付き混合水栓などの修理はプロの水道屋に任せて、単純な構造の蛇口の水漏れは自分で修理しましょう。メーターの近くに止水用のバルブがあるのでこれを回して止水をします。近くの蛇口でも開けて水が完全に止まっていることを確認して修理にとりかかりましょう。蛇口のハンドルを回して取り外すと、内部にコマの形をした止水栓があるのでこれを取り出します。

これをもってホームセンターなどに行き、同じ形や大きさの物を買ってきます。この新しい止水栓を入れてやり、元の様にハンドルを取り付けましょう。メーターのバルブを開放してやり水を出して、蛇口を開け閉めして漏れが止まっていることを確認しましょう。やってみて難しいようだったり気になることがありましたら住まいる水道へご相談下さい。

マンションの下水のつまりをなおすには


マンションの下水もつまりの原因は戸建てと同じです。キッチンなら油汚れと食物残さ、風呂なら髪の毛、洗濯パンなら繊維くずなどがパイプ内に残り、そこにさらに汚れが付着して、パイプの中がだんだん狭くなって水が通りにくくなり、場合によっては完全につまってしまうのです。これをなおすには、水が流れている状態ならパイプクリーナーを数回試してみると効果がある場合がありますが、パイプクリーナーの薬剤はパイプの奥の方まである程度の濃度を保って入っていけないという問題があります。

完全に詰まっている場合にはトイレなどで使うラバーカップやより強力な真空ポンプも有効です。また、一戸建てと違って、それぞれの配管が集合して合同管に入っていく構造なので、1か所の問題で1戸の排水系が全部つまる場合もあります。絡みやすい髪の毛が原因の場合が多いのですが、こんなときは長ければ10メートル程度のワイヤーの先端にバネ状のものが付いたクリーナーがあります。ホームセンターなどにあって比較的安価なのですが、これを床下の配管に挿入して、中の汚れをかき出していくのです。

汚れをひととおり取ったら、パイプクリーナーでパイプ内部をきれいにして異物が付着しないようにしておくといいでしょう。マンションの場合、これから先の合同管については自分でなおすことは不可能ですから。管理組合で相談して、専門業者に頼むことになります。