2016年8月19日金曜日

マンションの排水管のつまりの修理

マンションの排水管はすべて床下や壁の中に入っています。各家庭の管が集まって合同パイプに入り、汚水桝を経由して下水の本管に入っていくのです。自分でどうにかなるのはこのうち合同管に入るまでです。このうち、特定の排水口がつまるのであれば比較的症状は軽いと思われます。まず試してみるのはトイレ用のラバーカップで、排水口に密着させて可能なら水を張り、一気に引き上げるのです。

何回か繰り返せば詰まったものが出てくるか、下流に流れていきます。原因として多いのが、髪の毛などが油や湯あかといっしょに固まって排水経路を塞いでいる場合です。これが原因で排水管全体が詰まる場合も多いのです。排水がある程度流れる状況ならパイプクリーナーも効果があります。パイプクリーナーは油だけでなく毛髪なども分解するからです。つまりがひどい場合は数回繰り返すと大きく改善する場合もあります。

排水が全く流れない場合はホームセンターで売っている家庭用のワイヤーでパイプ内部に入るブラシを使います。長さが10メートルくらいあるものもあって、先端がバネのような構造になっています。ここで髪の毛などパイプを塞いでいるものをかき出すことができるのです。ただ、自分でできるのはここまでです。専門業者はもっと長いワイヤーブラシや高圧洗浄機を使います。

合同管部分まできれいに修理してくれますので、マンションの管理組合で相談するしかないでしょう。住まいる水道では専用の器材を使って作業致しますので是非お任せ下さい。

排水管のつまりを修理にかかる料金


排水管のつまりを業者に頼んで修理すると、出張費も含めた費用で最低でも8000円から10000円ほどになります。業者によっては高圧洗浄機でかなり綺麗にしてくれるところもあるのですが、料金は高2万〜3万ぐらいになってしまいます。たまに上記の料金よりも格安で出来ると言ってくる業者もいますが、その場合作業する過程で作業工賃を上げられることがあり、最終的に料金が最初と全く変わってしまうということがあるので、格安を謳う業者には注意する必要があります。

余計な費用を防ぐために、排水管のつまりの修復は持ち家か賃貸住宅かで注意することがあります。持ち家はもちろん自分で費用を負担しなければなりませんが、賃貸住宅の場合は通常の使い方以外でつまらせてしまった場合は自分の負担になる事が多いのですが、そうでない場合には排水管の設備は基本的に大家さんが管理する事になっているので、自分で直接業者に依頼するのではなく、まずは管理会社か大家さんに連絡をして業者に依頼しましょう。

自分で勝手に業者に頼んでしまうと費用が戻ってこない場合もあるので注意しなければなりません。